大阪浮世絵美術館 北斎・広重 浮世絵と巡る日本の名所
いつもは「展覧会情報」としてお伝えしていますが、今回は実際に「展覧会」にお伺いしました!
こちらが開催中の展覧会のパンフレットです。
北斎・広重 浮世絵と巡る日本の名所
~旅行ブームがやってきた!~
展示期間:2023年2月21日(火)~2023年8月20日(日)
江戸時代後期、街道や宿場の整備により、庶民の間で信仰や巡礼を目的とした旅行が大流行し、全国各地の名所・名物を紹介する本や浮世絵版画が数多く出版されました。
本企画展では、浮世絵の巨匠と呼ばれる葛飾北斎と歌川広重を中心に、江戸時代の人々が愛した名所が描かれた「名所絵」、人々が旅をしている様子を描いた「道中絵」と呼ばれる浮世絵版画を展示いたします。
また、本展のもう一つの見どころとして、作中の舞台となった場所で現在も続く名所・老舗の名店・名物の一部をご紹介しています。
旅気分を味わっていただきながら、浮世絵版画の名作をお楽しみください。
※ホームページより引用
さて、
こちらは「東海道五十三次 四日市 三重川」の浮世絵です。
今回、大阪浮世絵美術館では「名所絵」の「老舗名物」を紹介しており、四日市では「笹井屋 なが餅」を取り上げて頂いております。
場所は大阪心斎橋。
私は大阪メトロ御堂筋線で降りたのでここから心斎橋筋商店街へGO!
こちらが入り口です。
3階です。(エレベーター・エスカレーターのない施設でした)
こちらは撮影OKな「葛飾北斎 富嶽三十六景 凱風快晴」
と、「葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」です。
志乃代表パチリ。
榮春先生もパチリ。
こちらの美術館は浮世絵コレクターであるオーナーが、京都浮世絵美術館に続き、姉妹館として創設されました。
葛飾北斎の「葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が常設されていることや、浮世絵の制作工程などを映像で観られるコーナーもあります。
浮世絵版画は絵師が下絵を描き、それを元にして彫師が版木を彫り、摺師が絵の具をつけて紙に擦る、この分業制の工程で仕上がります。
絵師、彫師、摺師の技術が結集しているものが浮世絵なのですね。
特に作品の仕上がりを左右するのは摺師の技術が大きく、1枚の浮世絵版画を作るには色ごとに版木を変え、摺師は全て同じ位置にくるように注意して擦り、浮世絵版画を完成させていきます。
版木に絵具をつけずに強く擦る「空摺り」で凹凸を出し、紙の白色を生かした表現も!
その技を使っている浮世絵があることを教えて頂きました。
またこちらの美術館ではショップも充実していて、
復刻版の浮世絵をはじめ、グッズやポストカード、本などかなりの品ぞろえでした。
少し歩くと「グリコ」にも出会えます!
今回の訪問で浮世絵の素晴らしさと面白さを学び、この素晴らしい文化を大切にし、これからますます広げていくべきだと思いました。
大阪へお出かけの際はぜひお立ち寄りを!