アジアゾウの危機
アジアゾウの危機
IUCN(国際自然保護連合)の「レッドリスト」では、アジアゾウを「EN(絶滅危惧種)」として、絶滅の危機が非常に高い状況にあると評価しています。
アジアゾウが減っている原因は、アフリカゾウと同じく、象牙を狙った密猟もありますが、特に深刻なのは、生息地の減少です。
アジアゾウの主要な分布域は13の国に及びますが、個々の生息場所はその大半が分断されており、多くの個体群が深刻な絶滅の危機にさらされています。
特にインドや東南アジアなど、世界的に人口の多い地域に重なっていることと深い関係があります。
アジアゾウの減少がとりわけ深刻なのは、熱帯の森が失われ続けていることです。
原因は、天然ゴムやパーム油の原料となるアブラヤシを採るための、大規模な農園(プランテーション)の開発。
また、木材や紙の原料となる木を植林するため行なわれる、熱帯林の皆伐などです。
また、アマゾンやオーストラリアと同様に森林火災も大きな問題です。
2015年、2019年、インドネシアで大規模な火災が発生し、約260万平方kmおよび約90万平方kmもの森が消失しました。
森林破壊などによって、すみかを奪われたゾウが人里に現れ、農地を荒らしたり、家屋を壊したりといった被害も増えており、その報復としてゾウが殺されてしまう事例も絶えません。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会