アジアゾウを守る

アジアゾウを守る

絶滅の危機にある野生のアジアゾウを守るためにやるべきことは沢山あります。

たとえば森は保護区を設立することでも保全することができますが、それだけで伐採が防げるわけではありません。
豊かとはいえない暮らしをしている人々が、生活のために、保護区の中でも伐採をしたり、農園を開発してしまう例が多いためです。

天然ゴムやアブラヤシの農園開発は、すでにある農地の生産性を上げ、農業者たちが協力して生産コストを下げる取り組みができれば、むやみに森を伐り拓く必要もなくなります。

森が伐り拓かれれば、そこから密猟者が奥地に入り込み、密猟の犠牲を大きくすることにもつながりかねません。

また、アジアゾウの保全は日本とも大きな関わりがあります。


アジアゾウのすむ森を破壊して生産される紙や木材、自動車のタイヤの原料となる天然ゴム、そして食品や洗剤、化粧品などに使われるパーム油は、日本にも多く輸入され、生活必需品として、消費されているからです。

こうした日本とアジアゾウの森のつながりは、逆に考えれば、保全活動に役立てることができます。

現地で「持続可能」な形で生産された産品を、日本などの国々が選んで購入すれば、破壊的な森林の利用や開発は、抑えることができるからです。

これからは輸出元の国々、ゾウが生きる地域にすむ人々が、暮らしをどう立ててゆくのかも考えなければ、野生のアジアゾウを永続的に保全していくことは、難しいのです

人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。

何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。

生き物を絶滅させないために、自分ができること。

「絶滅危惧種を見つめる」

8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では

この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。

体験会ではお子様たちにも

夏休みの課題向けに

「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」

を、企画しております。

参加人数に限りがございます。

ご興味のある方は

info@s-shoga.or.jp      

に、お問い合わせくださいませ。

この展示会で

100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。

志乃書画協会

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