ワオキツネザルってどんなサル❓
一見キツネを思わせる独特な顔の造りだけでなく、その行動にもユニークな点が見受けられます。
その一つが、手足を広げた大胆なポーズで日光浴をすることです。
ワオキツネザルは、体の構造が原始的であるために代謝が低く、体温が低いときには、体を温める必要があります。
そんなとき太陽の方向に腹部を向け、両手足を広げるポーズで日光浴を行って体温を上げているのです。
日光浴をする姿を正面から見ると、どっしり座って通せんぼしているようにも見えます。
また、それぞれの個体がお気に入りの場所が決まっていて、そこで座ることがあり、その姿にもまた個性があって、「あぐらをかいているような姿で休憩する個体もいる」とか。
どことなく人間の様子を思わせる面もあり、親しみを覚えてしまいますね。
鳴き声はミャーミャーとネコみたいだそう。
コミュニケーション手段の一つで、さまざまな声を使い分けているそうです。
仲間に話すときは「ワーォ、ワーォ」とネコのような声を出し、遠くにいる仲間を呼ぶときは「コーン、コーン」とキツネのような声を出します。
性格は温厚で好奇心が旺盛、友好的で人にも懐きます。
また彼らは群れ意識の強い動物で、仲間をとても大切にします。
だから「群れに危険が迫っていたり、異変を感じると、それを察知した個体がすぐに鳴き声などを使って知らせます」。
仲間意識が強いのですね。
驚きなのは主にメス同士が戦うことです。
ワオキツネザルの社会ではメスがオスより優位にあり、そのメスが相手の群れのメスと戦うというわけです。
オンナは強し。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会