僕たちの日々の過ごし方
僕たちの日々の過ごし方
ワオキツネザルの食事は樹上で、主に果実や木の葉、花などを食べていますが、昆虫やクモ、カメレオンなどの小動物も捕らえます。
野生での食べ物は、タマリンドというマメ科の木の葉や花、果実が大好物だとか。
動物園ではリンゴ、バナナ、キャベツ、コマツナ、サツマイモなど果物と野菜の他に青草や園内に生えている木の葉を与えているそうです。
また、主な食べ物は生息地や季節などによって異なりますが、ワオキツネザルは土を食べることが知られています。
これはナトリウムの摂取量を増やすためだと考えられていて、土壌に含まれている塩分を摂取していると言われています。
行動範囲は食糧事情などによって変化するのですが、食糧の豊富なところでは0.06~0.08平方km、そうでないところでは0.23平方km程度と考えられています。
また、群れ同士の縄張りが重なったりした場合、これを巡って争うのです。
ワオキツネザルはおもに木の上で食事や睡眠をとる樹上性の動物です。
樹の上での動きは敏捷で、活発に動き回っています。
しかし、キツネザルの中では地上で生活する時間が一番長く、より地上性が強いのだそう。
遠くへ移動するときなどは、樹間を移動するよりも地上に降りることが多く、歩く時は長い尾を高く上げて移動しています。
地上では岩の多い乾いたところを歩きまわっていますが跳躍力があるため、歩くというよりも、幾分跳ねるような感じです。
また、ワオキツネザルは二足歩行することも知られていますがこの時も、少し体を横に向けたような格好で、ピョンピョンと飛び跳ねて移動します。
寝る時は夜間は樹の上で数頭程がかたまって眠っているようです。
水を飲むときには、イヌのように舌でピチャピチャと舐めるようにするほか、しばしば太陽に向かって、四肢を広げて日光浴する様子が見られます。
これは体温調整をするためで、寒い季節などにはよく行われ、その様子は動物園などでもよく見かけられますね。
ワオキツネザルは乾燥した森からマングローブまでさまざまな場所に適応できる順応性の高い動物。
寿命は15~16年程度、飼育下での寿命は20年程度と言われています。
日本最高齢だった高知県・のいち動物公園の「ジョン」、山梨県・甲府市遊亀公園付属動物園の「チビタ」は34歳でした。
現在も30歳以上のワオキツネザルが何頭もいます。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会