マレーバクたちの暮らし方
マレーバクたちの暮らし方
マレーバクたちは水辺や沼地の周辺にある多雨林に生息しています。
ほとんど単独行動で、早朝や夕方の薄暗い時間に動き回ります。
泳ぎが特技で、敵に襲われたときなどは水の中に跳びこんで逃げます。
水浴びすることが好きで泳ぎも上手、よく水に潜って体を冷やしています。
潜水して水草を食べることもあるそうです。
食べる際には鼻を器用に使っています。上唇といっしょになったバクの鼻は長く、大変柔軟性があります。人が手で物をつかんでたぐり寄せるように、バクは鼻で枝などを口元までを引き寄せます。
彼らの黒と白のツートンの体の色は、月明かりのさす森で、闇夜に隠れながら水草や果実、草、小枝などを食べるための保護色です。
赤ちゃんはシマシマ模様の「うり坊」。この模様は、生後4~6か月でなくなり、親とおなじ「柄」になっていきます。
大きくて重い体にもかかわらず、走るのも素早いのだそう。
首周りの皮膚は2.5cm程もあって、牙をもつ動物に対しての防御にもなっていますが、首以外を噛まれた時などは、近くにある樹木に相手を叩きつけるようなこともする力持ちです。
食事は朝晩の2回。生い茂ったやぶの中を何度も行き来するうちにできたトンネルのような獣道を通って、水場や草木の豊富な餌場へと向かいます。
移動しながら排泄し、食べた植物の種をまきちらすため、森の生態系の維持に一役買っています。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会