幻の天才画家 鈴木華邨展 ―甦る花鳥風月の世界― 逸翁美術館(大阪府池田市)

幻の天才画家 鈴木華邨展 甦る花鳥風月の世界―  逸翁美術館(大阪府池田市)

期間:2021109()1212()

初公開作品を含めた約80点を30年ぶりに一挙公開!

明治から大正にかけて活躍した鈴木華邨(すずきかそん)をおよそ30年ぶりに採りあげる展覧会です。

優美で繊細、そして巧緻な写実性、四季感を生かした瀟洒な画風が特徴で、明治33年(1900)のパリ万国博覧会で受賞したこともあり、ヨーロッパで高く評価された画家の一人です。

国内でもイタリア公使館の壁画の花鳥画を手掛けたりするなど、その実力は高く評価されていましたが、現在では残念ながら当時の活躍の面影は無く、忘れさられた画家となってしまいました。

この展覧会は近年再評価されるようになった明治画壇でも中心的な活躍を見せた鈴木華邨を、小林一三コレクションを中心に、新たに発見された新資料や個人コレクションなどを一挙公開します!

鈴木華邨

万延元年(186027日、江戸下谷池ノ端茅町に加賀藩出入りの呉服商の長男として生まれる。14歳で中島亨斎に入門するが、後に歴史画家・菊池容斎に入門し華邨の号を貰う。明治10年(1877)起立工商会社に入社し図案係として働く。明治22年(1889)石川県立工業学校校長・納富介次郎の招きにより、同校で絵画と図案意匠を担当。帰京後、パリ万国博覧会をはじめ、内外の博覧会や展覧会に花鳥画を中心に出品を重ね高い評価を得る。洒脱味があり、巧緻な写実性、四季感を生かした瀟洒な画風で人気を博した。また国内各地を巡り画会に参加するなどしていたが、大正に入ると次第に展覧会などから距離を置くようになった。大正8年(191913日、59歳で生涯を閉じた。釣り好きで旅先では必ず釣りに行っていたという。

華邨は花鳥画を中心に多くの作品を残しています。鳥の羽や動物の毛並みなど細部まで描きこまれていて、華邨の鋭い観察力を窺い知ることができるだけでなく、対象物に注がれた優しい眼差しも感じ取ることができますよ。

また挿絵画家としても活躍した華邨は、美麗な挿絵で人気を博しました。肉筆画で人物を描くことは少なかった華邨ですが、木版画では多く人物画を見ることができます。 

逸翁美術館/マグノリアホール/小林一三記念館

  • 563-0058 池田市栄本町12-27
  • TEL072-751-3865
  • FAX072-751-2427

ホームページより

http://www.hankyu-bunka.or.jp/itsuo-museum/exhibition/2424/