水木しげるの妖怪百鬼夜行展

 

真夏の名古屋に妖怪が大集合!名古屋市博物館にて!

令和5年7月15日(土曜)から9月24日(日曜)まで開催中!

日本を代表する漫画家の一人、水木しげる(1922〜2015)。

彼は妖怪を題材にした作品を多数発表し、妖怪を楽しむ文化を現代日本に定着させました。

2022年の生誕100周年を機に企画された本展では、これまで数多く開催されてきた彼の展覧会の中で初めて、その妖怪画創作の裏側に注目します。

貴重な本人所蔵の妖怪関連資料や漫画作品の原稿などを公開し、先人たちの築いてきた妖怪世界をリスペクトしつつさらに豊かなものに発展させた水木しげるの仕事に迫ります。

そして、水木しげるが描いた妖怪画の原画が大集合!

その細密かつコミカルな筆致と独特の世界観を存分に堪能することができます。

この夏、私たちの周りに息づいている妖怪の姿に、あなたも想像をふくらませてみませんか。

 

展示構成

第1章 水木しげるの妖怪人生

子どものころに、“のんのんばあ”というおばあさんに聞いた不思議な話から妖怪に興味を持った水木しげる。

「べとべとさん」や「ひだる神」に遭遇した幼少期、「塗壁」のような不思議な現象を体験した南方最前線への出征、そして、復員してから人気漫画家となるまでの貧乏多忙時代と、妖怪に彩られた彼の人生をたどります。

あわせて、水木しげるの漫画作品の貴重な原稿も展示します。

第2章 古書店妖怪探訪

水木しげるは、貸本漫画家時代から神田の古書店街をたびたび訪れました。

創作活動の参考となる資料を探し求める中で、鳥山石燕の『画図百鬼夜行』や柳田國男の『妖怪談義』と出会い、漫画連載のかたわら自らも妖怪画を描くようになっていきます。

ここでは水木しげるの蔵書を通して、彼に影響を与えた妖怪文化人の系譜をたどります。

第3章 水木しげるの妖怪工房

一反木綿 Ⓒ水木プロダクション

べとべとさん Ⓒ水木プロダクション

生涯に日本の妖怪だけで1000点近くの妖怪画を手がけた水木しげるは、妖怪を「昔の人の残した遺産」としてとらえ、昔の人が感じた妖怪の「感じ」を忠実に後世に伝えることを心がけていました。

彼はこのポリシーを実現するため、様々な資料や手法を駆使して妖怪に形を与えていきました。

ここでは水木しげるの制作手法に注目しながら妖怪画の原画を紹介します。

第4章 水木しげるの百鬼夜行

アマビエ Ⓒ水木プロダクション

塗壁 Ⓒ水木プロダクション

妖怪の「実存感」にこだわった水木しげるは、気持ちや雰囲気を表すために、妖怪が出現する場所や状況の表現を大切にしていました。

ここでは、全国各地の伝承に基づく妖怪画の原画を、山、水、里、家の四つの場所に即して一挙に展示し、水木しげるが描いてきた妖怪たちを百鬼夜行のように紹介します。

エピローグ 妖怪は永遠に

水木しげるの妖怪への探究心は、年齢を重ねるごとに強まっていきました。

精力的に妖怪研究を行い、多様な活動を展開した最晩年までの人生をふりかえります。

児啼爺 ©水木プロダクション

特設ショップも充実!

会場内の特設ショップでは、ここでしか買えないオリジナルグッズが盛りだくさん!

公式サイトより

https://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji230715.html

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