マレーバクってどんな動物❓

バクは神様が七ツの動物を寄せ集めて作った、そんないわれを持つ動物だけに、一見チグハグな鼻や目が何ともいえぬ面白さを誘います。

ですが、上っ面だけでの判断は禁物。どんなにひょうきんでおとなしい動物でも、とてつもない攻撃力を秘めているものです。

「万物創造の神が色々な動物を製作し後の残ったパーツを捨てずに一つの動物を作った動物であり鼻は象、目はサイ、尾は牛、トラの足、体は熊のものを使った奇妙なものである。」

言い伝えではお釈迦様が鞍をつけて乗った動物とも言われます。

バクは夢を食べると言われていますが、これは中国の伝説の生き物「獏」のことで、実在するバクは夢を食べません。

今から1300年前頃、バクの皮は邪気を避けるとして寝具などに使われ、びょうぶにバクの絵を描いてというところから想像上の獣で悪い夢を食べるという話が出たのかもしれませんね。

さて、彼らの寿命は平均25年と長生きです。

ちなみに国内最高齢のマレーバクは福岡市動物園のじゅりちゃんで、35歳です。

身体の特徴はしっぽはとても短く退化したのかもとも言われています。

体の形はナスみたいな形、藪の中を通り抜けるのに引っかからず便利なのです。

目も奥まっているのは、藪の中でケガをしないように防いでいるのだそうです。

歩き方は、水でふやけた肢の裏で小枝などが飛び出している森を歩くとすぐケガをしてしまいます。 自然界では肢を痛めることは命取り。 よって、彼らは足をズカズカ踏み抜いて歩くのではなく、肢を出したところに何があるのか肢の裏でさぐってから体重をかけます。

鼻が下を向いているので地面に近く様々な匂いを嗅ぎ分け、情報収集しているみたいですよ。

馬の仲間なので意外にも走るのが速く、マレーシアの高速道路にバク注意の標識があるそうです。

人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。

何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。

生き物を絶滅させないために、自分ができること。

「絶滅危惧種を見つめる」

8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では

この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。

体験会ではお子様たちにも

夏休みの課題向けに

「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」

を、企画しております。

参加人数に限りがございます。

ご興味のある方は

info@s-shoga.or.jp      

に、お問い合わせくださいませ。

この展示会で

100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。

志乃書画協会