ワオキツネザルの戦いは匂いで勝負‼️

ワオキツネザルの戦いは匂いで勝負‼️

ワオキツネザルは1頭1頭異なる「におい」を発します。

オスメスともに体臭をはなちますが、オスは手首と脇下の分泌腺がメスより発達しています。

自慢の長い尾に手首をこすりつける姿は、まさに香水をつけているようにみえますね。

ワオキツネザルが生きているのは、とにかく“におい”が物を言う世界。

たとえば、自分たちのすみかのまわりの木などににおいをこすりつけ、なわばりをしめします。

いちばんくさいメスがむれのボスとなり、メスどうしでなわばり争いもします。

オスは何をしてるかというと、手首から出るくさい液をしっぽにぬりつけてふり回し、くさいほうが勝ちの“におい合戦”をしているそうです。

ちなみに、この戦いは1時間続くこともあるそう。

 200種類以上の物質から構成されるワオキツネザルのにおいは、戦いの際だけではなく、生活の端々において重要な役割を果たします。

繁殖の際の異性へのアピールにも使われますし、相手の健康状態を知るためにも使われます。

においの強さと健康状態は相関するという研究結果があります。

相手のにおいが弱ければ、なわばりや地位をめぐった争いが起きることでしょう。

においは争いの際にも使われますが、争いのきっかけともなりうるのです。

ちなみに、このにおいは人間にもわかるそうです。

体に塗り付けられる以外にも、木の枝などに付けられることで、他の個体に情報を与えます。オスの場合は激臭であればあるほど健全で男らしいことを意味するといわれています。

 

発情の季節、ライバルに出くわしたオスのワオキツネザルはしっぽや手首を振りかざし自分の強さ(におい)をアピール!

一瞬にして勝敗が決まるというユニークな戦いです。

とはいえ、においで決着がつかない場合は取っ組み合いがはじまります。

意外にもケガの絶えないワオキツネザルなのです。

の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。

何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。

生き物を絶滅させないために、自分ができること。

「絶滅危惧種を見つめる」

8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では

この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。

体験会ではお子様たちにも

夏休みの課題向けに

「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」

を、企画しております。

参加人数に限りがございます。

ご興味のある方は

info@s-shoga.or.jp      

に、お問い合わせくださいませ。

この展示会で

100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。

志乃書画協会