僕たちはなぜ絶滅危惧種になったのだろう
僕たちはなぜ絶滅危惧種になったのだろう
ワオキツネザルはマダガスカル島に生息しており、国獣に指定されています。
世界第4位、日本の1.5倍以上の面積を持つマダガスカル島。
生息している生き物たちの80%は固有種と言われています。
マダガスカル島は古くにインドとアフリカ大陸からはなれていたこともあり独特な生態系を育みました。
近隣には大型の肉食獣は生息していないのでこれといった天敵がいません。
しかし、今から約2000年前、この島に人類がやってくると、その自然は大きく変わり始めました。
2017年現在107種いるキツネザルのうち103種が絶滅危惧種で、その中でもほとんど近年観測されていない種も多いそうです。
全国の動物園でワオキツネザルは見られますが、野生のワオキツネザルは数が減っています。
森林破壊や牧場用の野焼き、過放牧、木炭用の森林伐採などによる生息地の破壊、食用やペット用の採集、などが原因です。
また干ばつやサイクロンなどの気候変動も生息数を減らしています。
激しい雨などに襲われ、キツネザルのエサとなる果実に花が咲かないなどの異常気象も発生しています。
その結果、子どもを育てるのに十分な栄養をとることができず、キツネザル子どもの生存率は低下しています。
またマダガスカルでは1962年以来、ペットとしてキツネザルを取引することが禁止されていますが、現在も国内で3万匹以上がペットとして飼育されていると見積もられています。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会