僕たちはなぜ絶滅危惧種になってしまったの❓
僕たちはなぜ絶滅危惧種になってしまったの❓
マレーバクたちはタイの山岳民族の間では神が余りものを繋ぎ合わせて創造した動物と言われ、その姿を長い間変化させず生きてきました。
ウマの仲間で、植物を食べ、群れを作らず穏やかに生きています。
なぜマレーバクたちが絶滅危惧種になってしまったのか…
そこにはやはり人間が引き起こした原因が…
主に土地の開発による生息地の破壊、娯楽やペット用の狩猟などです。
具体的に言うと、水力発電を目的とした河川のせき止めによって引き起こされた洪水や、乱獲などによって野生個体数が減ってしまったこと。
また現地ではマレーバクは信仰の対象になっていたので、長い間狩猟の対象にはなっていませんでしたが、近年は食料やスポーツのための狩猟による被害が増加しています。
スマトラではタバコ、ゴム園、パーム油にするためにバクの生息していた森林の20~35%、最近15年間で最大60%を損失し、現在の生息地は元の10%程度に減少しているのにもかかわらず、ペットにするためやスポーツ狩猟の対象にされ絶滅危惧種へとなってしまったのです。
東南アジアの熱帯雨林は、最近36年間で50%減少したともいわれています。
最も多く残っているといわれているマレーシアでも、2008年の報告では生息数はわずかに1,500~2,000頭と推測されています。
現在はタイ、ミャンマー、マレーシア(マレー半島)、インドネシア(スマトラ島)の国立公園で保護されています。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会