僕たちはワオキツネザル
僕たちはワオキツネザル
ワオキツネザルは、霊長目キツネザル科に分類される霊長類です。
マダガスカル島南部にのみ生息するマダガスカルの固有種です。
現地の言葉で「maki」と呼ばれ親しまれており、マダガスカル共和国を代表・象徴する国獣に指定されています。
体長は約39〜46センチメートル。尾の長さは約56〜62センチメートル。
体重はだいたい2〜3キログラムでチワワやポメラニアンなどの超小型犬ほどの軽さで、他の猿に比べると比較的軽いのが特徴です。
これは、ジャンプ力を高めるために進化しているといわれています。
飼育下では約15~25年、野生では16〜19年ほどの寿命をもっています。
いわゆるサルのイメージとは異なり鼻面は長く、顔がキツネに似ています。
他のサルに比べると細長くシュっとした顔がサルっぽくないと感じるかもしれません。
サルのしっぽは1色が多いのですが、ワオキツネザルは白と黒の2色なのが特徴です。
体よりも尾の方がかなり長く、尾はその名前の由来にもなっている、特徴的な黒い輪っか模様をしています。
漢字で書くと、「輪尾」キツネザルですね。
ちなみに黒い輪っかは13〜15本あるらしいです。
木の上では、この長い尻尾を使ってバランスを取って移動します。
また、群れで移動する時には、誰も道に迷わないように、旗のように尾を高く上げて歩きます。
なんと冬にはマフラーがわりにもなる実用性ばっちりの尻尾です。
そんなワオキツネザルの学名は「Lemur catta」。
Lemurは「幽霊・亡霊」の意味。cattaは「猫」という意味です。
ワオキツネザルを初めてみた人には、顔の黒い模様が幽霊や骸骨のように見えたという話があるからだそうです。
人の手によって奪われていく生命、世界には絶滅危惧種が44016種以上あるとされています。
何気なく過ごしている私たちの毎日の中で、闘っている生命がある。
生き物を絶滅させないために、自分ができること。
「絶滅危惧種を見つめる」
8月に開催する我が一般社団法人志乃書画協会の作品展では
この「絶滅危惧種」を取り上げることにしました。
体験会ではお子様たちにも
夏休みの課題向けに
「絶滅危惧種を知ることから始まる意識」
を、企画しております。
参加人数に限りがございます。
ご興味のある方は
info@s-shoga.or.jp
に、お問い合わせくださいませ。
この展示会で
100年後の自分たちの未来について考えることが出来れば幸いです。
志乃書画協会