酒のうつわ ―その美、こだわり・・・ The Beauty and the Maniac of the Wine Vessels. (愛知県陶磁美術館)
酒のうつわ ―その美、こだわり・・・
The Beauty and the Maniac of the Wine Vessels. (愛知県陶磁美術館)
2022年4月9日(土)から7月3日(日)まで
毎週月曜日休館(ただし5月2日(月)は開館)
展覧会の概要
古来、神と人をつなぐ媒介であった酒。江戸時代以降になると、都市部を中心に庶民層にまで、飲酒の習慣が広がります。「盃を交わす」という言葉にあるように、人々は酒を酌み交わして絆を深めました。次第に飲酒は娯楽の一つとなり、宴の席で酒が愉しまれるようになります。
実はこの時期は日本のやきものが大いに発展した時代と重なります。江戸時代には磁器焼成が始まり、また日本各地に大小多くの窯が開窯し、多種多様なやきものの酒器が生み出されました。
そして現在に至るまで人々は好みの酒器を使い、愛で、もてなし、遊び心を持ち、様々な思いを込めて酒のうつわを楽しんできたのです。そこには日本人の豊かな感性が生み出した面白き「うつわ使い」の世界を垣間見ることができます。日本のやきものの酒器の美しさと豊かさを感じていただければ幸いです。
展覧会のみどころ
◆日本ならではの酒器文化を、やきものを通じて紹介します。
◆名古屋の茶人・木村定三、豊橋出身の企業人・司忠、陶芸作家、辻清明の三者三様のこだわりの酒器コレクションは必見です。
◆こんな面白い器があったのか! 思いがけず、おかわり酒がいただける「からくり盃」や動物モチーフのKAWAII(かわいい)酒器など、江戸時代を中心に遊び心が詰まったやきもの酒器を楽しめます。
ホームページより