4月の月例講座を開催しました!

桜もそろそろ終わり、目には木々はの初々しい緑色が飛び込んできます。

これからしばらくは、心地よい季節ですね。

さて4月2日(日)は本部にて月例講座が開催されました。

今月のお題は「鯉のぼり」です。

鯉のぼりは、江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りだそうです。
鯉は池や沼でも生息することができる非常に生命力の強い魚です。
その鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという中国の伝説にちなんで、子どもがどんな環境にも耐え立派な人になるようにとの立身出世を願い飾るようになりました。
目にはするものの、これってなあに?
鯉のぼりの上にたなびくのは「吹き流し」。
吹き流しは鯉のぼりよりも歴史が古いと言われています。
戦国時代には既に飾られていた様で、戦の後に「もうこれ以上災いが訪れない様に」という願いを込め、目立つ場所に掲げられていたという説があるようです。
この吹き流しには「青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)」の五色が使われています。

これらは古代中国に伝わる「五行説」に基づいているとされ、「木・火・土・金・水」の5つの元素が互いに助け合ったり、打ち消し合ったりしながら、すべての物事が循環しているという思想のことです。

5つの元素を色にあてがうと「木=青(緑)、火=赤、土=黄、金=白、水=黒(紫)」を意味しています。

この思想が、子供に悪いことが忍び寄ったとしてもこれら万物を成す5つの元素が守ってくれる、つまり邪気を祓ってくれると信じられているのです。

ちなみにこの五行説の考え方は、陰陽道における魔除け五芒星にも繋がります。

またこの「五行説」は一つの説であり、実はもう一つ吹流し(吹き流し)の意味があるそうです。

吹き流しは本来、軍の旗として使われており風向きや強さを見極めるためのものでしたが、鯉のぼりと一緒に使うことで、神様により早く男児の誕生を気づいてもらうためと言う説もあるそうです。

とても奥深いですね。

 

さて講座スタートです。今回は短冊に描きますよ!

日曜開催ということもあり、参加される方が多く賑やかです。

美人書画師姉妹、美樹先生と洋助先生。

皆勤賞の伸枝先生。

建築士でもある我妻先生、絵がとてもお上手です。

イラスト得意なチカ子主任、さすがです。

忙しすぎたお仕事がひと段落して、やっと描きに来れた月優先生。

隣は私、吉田。

そして奥で描いてる、これまた皆勤賞のけっけ先生。

またこの日は、最近こころの書を始められた皆さんや、初めて体験される方にもお越し頂きました。

志乃先生、大忙し!

午後からは榮春先生もかきかきです。

みんな描けた後は、超いい笑顔になるんです!

そしてこの出来ばえ!

もうすっかり「こころの書」ですね!

月に一度の月例講座はこんなに楽しく開催しています。

美味しいものを食べたり飲んだりしながら、近況報告や初めましての会話も弾みます。

この場は人と人を繋ぐ場所。

こころとこころが出会う場所。

ちょっと興味がある方から、書画をしっかり学びたい方までしっかりフォローさせて頂きます。

 

5月の月例講座は

5月11日(木)

午前の部10:30~12:30

午後の部14:00~16:00

夜の部【酔書乃会】18:30~20:30

開催です。