7月5日(水)月例講座
この水面のような涼しげな模様はなんでしょう…
これは「マーブリング」という技法。
「マーブリング」とは、水面に絵の具を垂らし、作った模様を紙などに転写する技法です。
マーブル模様の「マーブル (marble)」は日本語で「大理石」を意味します。
マーブリングで作る色ムラのあるシマ模様が、大理石模様に似ていることに由来しているそうです。
そんなマーブリングの起源は、なんと日本の「墨流し」。
日本に古くからある技法です。
その起源は平安時代に遡るとされ、墨流しによってできた複雑な模様を写し取った紙は、料紙などに多く用いられてきました。
紙に文様を染め付ける方法の一種。容器の水面に墨汁を落とし、静かに息を吹きかけるか、あるいは細い竹の先にわずかの油をつけて水面に入れると、水の表面張力によって墨が流れ、同心円の変形した複雑な模様をつくる。それを上からのせた和紙に吸着して写し取るが、二度と同じ文様が得られない。
ヨーロッパで本の装丁に使われたり、トルコで重要な文書の用紙に用いられたマーブル・ペーパーも、これと同じような方法で染められたもので、現在トルコで行われている。これは多色な顔料に、動物の内臓の脂を混ぜて行われるもので、非常に技巧的で、できあがりには、墨流しのような自然な風趣はない。
(コトバンクから引用)
こちらは志乃先生によるマーブリングです。
敷居が高そうなマーブリングではなく、ひたすら楽しい技法。
瞬間を写し取る、そして同じものは2度と出来ないマーブリングの世界が身近に感じられました。
大人も夢中になっちゃいます。
出来上がったマーブリング紙に志乃先生のお題を書きました。
こんな画材にも
あんな画材にも
こんなことも…
講座のあと、自宅で私は色んな素材に試してみました。
可能性は無限大∞
チャレンジすること、楽しむこと。
色んな事に気づき、学べる講座。
いつも志乃先生はそんな講座をしてくださいます。
8月の月例講座は…
8月22日(火)10:30~3部制です。
初めての方からベテランさんまでどなたでも参加して頂けます。